「闇に浮かぶ靴底、足元から始まった恐怖」
もう夏ですね。
暑い日にちょっとひんやりするような私の若かりし日の怖い話にお付き合いいただきましょう。
これは遠い昔、今の会社に入る前の話です。
友人との県外弾丸旅行の深夜、駅からの帰り道でした。
暗い川沿いの土手道を談笑しながら歩いていると、遠くでパトランプが赤く光っておりました。暗い川に映り込む真っ赤なランプ、何か不吉な予感が胸をよぎりました。
だんだんと近づくと、それは救急車だったのです。
そこで急に声を掛けられました。「この近くで人が倒れているという通報があったのですが、見かけていませんか?」と。
私たちは、もしかしたらこの辺りで助けを求めている人がいるかもしれないと思い、協力して探すことにしました。
懐中電灯は持っておらずガラケーの微弱なライトのみ、目をこじ開けて暗い道を進みます。友人は近場を探していましたが、私はさらに先の遊歩道の暗闇へと足を進めました。
しばらく歩くとその先に白い小さな影がかろうじて見えました。
ビニール袋が落ちているのだと思ってそのまま進んでいました。だんだんと距離が近くなってくるとビニール袋ではない、何かが落ちている。。それでもかすかな光ではなにかはわからない。おそるおそる近づいていく、すると白く見えたのは靴底だったのです!靴底の先をたどっていくと、靴の先がちゃんとある。一歩一歩ゆっくり近づくにつれ見えてくる下肢そして胴体、私は死体を見つけてしまったのではないかと、恐怖に震えながら心臓はまるでドラムソロのように激しく鳴り響いていました。
私の脳裏をよぎった最悪のシナリオ。
首元が見えたあたりで私は恐怖心に勝てず、救急車の救急隊員へ連絡をし、すぐに駆けつけてもらったのですが、、あれ?駆け付けた救急隊員さんの足元が先ほどみた足元と同じ・・・?きゃーーーーーー( ゚Д゚)Σ
なんて素人なりに怖い話っぽく展開させてみましたが、救急隊員さんは本物でしたよ~。
救急隊員さんに駆け付けていただいたその時!その倒れていた人物は突然ムクッと起き上がり、幸せそうな寝ぼけ顔を晒すではありませんか!
そう、ただの酔っ払いだったのです。
死と隣り合わせだと思ったのに、人の命の危険を感じた瞬間からの~脱力へと一瞬で突き落とされた夜のお話でした。
この会社に入ってからは、この時の経験を胸に、お酒を飲み交わして親睦を深めるような時も、あの夜の方のようにならないよう節度ある行動を心がております。
皆様も、これから暑い夏、キンキンに冷えたビールが恋しくなるかもしれませんが、飲み会の際は節度を持って適度な飲酒を心がけ、楽しい時間を過ごしましょうね!

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